2010-01-01から1年間の記事一覧

文学部フォーラムのお知らせ

熊大文学部の公開講演会「文学部フォーラム」(第七回)が下記のとおり行われます。参加無料、申し込み不要ですので、どうぞご参加ください。 日時:12月11日(土)14:00〜17:00 場所:熊本大学文学部・法学部棟A3教室プログラム 開会の言葉 大熊 薫(熊本…

『文化社会学入門 テーマとツール』

井上俊・長谷正人(編)『文化社会学入門 テーマとツール』(ミネルヴァ書房)が発刊されました。この中の「文化と権力」という項目について執筆しました。 文化社会学入門―テーマとツール作者: 井上俊,長谷正人出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2010…

『世界は踊る −ちいさな経済のものがたり−』

今日は演劇『世界は踊る −ちいさな経済のものがたり−』のお知らせです。 フランスと日本の演出家の共同制作によって創られたこの劇では、物々交換の時代から現在の金融危機まで、人類史的なスパンで人間の経済活動を辿ることが試みられるようです。この劇に…

『社会学ベーシックス10 日本の社会と文化』

『社会学ベーシックス10 日本の社会と文化』(世界思想社)が発刊されました。この中で、第10章「『近代』の知識社会学 柄谷行人『日本近代文学の起源』」を担当執筆しました。この原稿の校正をしていたのが2007年、パリに住んでいた頃だったので、3年越し…

シンポジウムのお知らせ

昨夜パリから熊本に戻ってきました。帰りの機内で東京の気温が29℃と言っていたので、相当覚悟をして空港に降り立ったのですが、思っていたよりかは涼しくなっているように感じました。熊本もそうで、ぎらぎらするような日射しが無くなっていて、助かります…

オランダ紀行(4) : アンネの家のこと

オランダを離れ、パリに来てすでに5日になりますが、書き残したことが一つあるので、ここでそれを。 オランダがナチスに占領されていた頃にアンネ・フランクとその家族が隠れて暮らしていた家は、今ではアムステルダム有数の観光資源となっていて、夜の9時…

オランダ紀行(3) : 自転車を観察する

オランダが自転車大国であるとは聞いていて、実際、人々はよく乗っていますが、しかしこの国の自転車はどうも日本のものと印象が違うようなので、図書館の開館を待つあいだ、少し観察をしてみました。 全体として言えるのは、古びた自転車が多いということ。…

オランダ紀行(2) : 交通空間のゆるさについて

たとえば二本以上の道路が交差するとき、日本では、よほど交通量が少ないところでないかぎり、たいてい信号によって交通が制御されます。もちろんヨーロッパにも信号はあちこちにありますが、交通量の多い交差点であるにもかかわらず、信号がない場合もあり…

オランダ紀行(1) : プロテスタンティズムの名残り

オランダのアムステルダムに来て一週間以上経ちました。今回オランダに来たのは、この国の多文化主義の現状について調べるためです。それについてはまたいずれどこかで書くとして、今回は初めて訪れたこの国についての印象を書き留めておきたいと思います。 …

フランス都市暴動論の公刊

昨年の日仏社会学会シンポジウムでの報告原稿が公刊されました。 「社会運動から暴動へ−フランス郊外における集合行為の変容について」 『日仏社会学会年報』第19号、2009年 http://wwwsoc.nii.ac.jp/sjfs/gakkaishi.htm フランスの都市暴動については、郊外…

オルハン・パムク『雪』を政治的に読む

オルハン・パムクの小説『雪』について書いた原稿が刊行されました。 http://homepage3.nifty.com/BC/C8_1.htm 『雪』は、ドイツに暮らすトルコ人詩人が、トルコのうら寂れた小都市カルスを訪れ、そこでイスラム主義勢力と世俗主義勢力との抗争に巻き込まれ…

田口先生最終講義&退職記念パーティ

先週の土曜日、同僚の田口宏昭先生の最終講義と退職記念パーティが無事に終わりました。田口先生は1973年の着任以来、熊大の社会学研究室で37年にわたって教鞭をとってこられました。ということは、僕の生まれた年からずっと、教えてこられてきたとい…

ピア・レヴューのお知らせ

最近すっかり告知板と化しているこのブログですが、今日もお知らせを一つ。来月、学内ピアレヴューで報告を行います。 「総合人間学科ピア・レビュー」日時:2月10日(水)15:00−17:00 場所:熊本大学 くすのき会館 レセプションルーム 発表者…