シンポジウムのお知らせ

5月20日に行われる西日本社会学会大会シンポジウムのお知らせです。文化の資源化についてお話しする予定です。 日時:5月20日(日)13:30ー16:30 場所:九州大学 箱崎キャンパス文系地区 共通講義棟 102教室シンポジウムのタイトル 観光の…

世界遺産まちづくりシンポジウムin荒尾

3月25日(日)に荒尾市の総合文化センターで「世界遺産まちづくりシンポジウムin荒尾」が開催されます。縁あって、コーディネーターを務めることになりました。時間と興味のある方はご参加ください。 シンポジウムのパンフレット(荒尾市のHP) http://…

『労働と健康』

大阪労災職業病対策連絡会の機関誌『労働と健康』265号に、「三池炭鉱 世界遺産と負の遺産のあいだ」という短文を寄稿しました。機会があればご笑覧ください。

『時間学の構築2』刊行しました

『時間学の構築?』が刊行されました。山口大学時間学研究所が開催した学際的セミナーをもとにつくられた本です。 物語と時間 (時間学の構築II)作者: 山口尚,平井靖史,藤川哲,森野正弘,高橋大助,ヒンターエーダー=エムデ・フランツ,松浦雄介,右田裕規,青山拓…

熊本日日新聞「一筆」

今日から9月末まで毎週木曜日、熊本日日新聞の夕刊コラム「一筆」を担当することになりました。初回は自分の研究テーマである「記憶の社会学」がどんなものかについて書きました。機会があればご笑覧ください。

マクロン大統領の誕生

今回のフランス大統領選挙ほど、フランスのみならず、世界の関心を集めたことは、久しくなかっただろう。伝統的な二大政党(共和党と社会党)に属さない二人の候補によって争われた今回の選挙では、対立軸は「右か左か」という従来の構図ではなく、EU残留か…

『大学的熊本ガイド』

2014年前半から制作してきた本が、ようやく完成しました。制作途中で熊本地震が起きましたが、なんとか刊行に至ることができました。けっこうマニアックなテーマやユニークなテーマが並び、これまでの地域紹介本とは少し毛色の違うものになったのではな…

社会調査実習報告書『三池炭鉱 地域の記憶、世界の遺産2016』

今年度の授業「社会調査実習」の報告書『三池炭鉱 地域の記憶、世界の遺産2016』ができました。 今回は2011・2013年度に引き続いて三度目ということもあり、調査成果の還元という意味を込めて、成果報告会を行います。また、今回は共同授業担当…

『ノーノー・ボーイ』新訳書ご寄贈いただきました

ジョン・オカダ『ノー・ノー・ボーイ』については、このブログでも以前に取り上げました。http://d.hatena.ne.jp/Yumat/20130327昨年末、この作品の新訳(今度のタイトルは『ノーノー・ボーイ』と、中黒が一つ減っている)が出版され、訳者の川井龍介氏より…

「衰退」の語り方 −地方から見るフランスの現在−

日仏社会学会のホームページに「『衰退』の語り方 −地方から見るフランスの現在−」というエッセイを書きました。http://www.nichifutsu-socio.com/AlarecherchedeDurkheimperdu.html

『出版ニュース』

『出版ニュース』2016年8月上旬号に短文「社会学的実験室としての炭鉱」を書きました。https://booklive.jp/product/index/title_id/20001240/vol_no/296

『映画は社会学する』

編者としてかかわった『映画は社会学する』(法律文化社)が、ついに刊行されました。動き始めたのは2年前ぐらいだったでしょうか?長かったようにも思いますが、今から考えれば、けっこう順調なプロセスだったように思います。良い執筆者に恵まれて、良い本…

作田先生のこと

作田啓一先生が15日に亡くなられた。 先生が主催する研究会に参加するようになったのは2001年か2002年、ポスドクをやっていた頃だったと思う。先生はすでに京大はもちろん、定年後に着任された甲南女子大も退職されていた。しかし80歳になってなお、頭脳…

全国石炭産業関連博物館等研修交流会@三池

先週末、全国石炭産業関連博物館等研修交流会(それにしても長い名前…)が福岡県大牟田市・熊本県荒尾市でありました。これは、毎年秋に、全国の旧産炭地から一つ場所を選び、石炭または炭鉱に関わりのある人が集まって交流するイベントで、釧路・長崎(端島…

『寄生獣』論

しばらく前になりますが、公益財団法人たばこ総合研究センターの機関誌『TASC MONTHLY』に、『寄生獣』論を書きました。 http://www.tasc.or.jp/educate/monthly/2015/index.html

『日本的社会与文化』

以前に分担執筆した『社会学ベーシックス 第10巻 日本の社会と文化』(井上俊・伊藤公雄編、世界思想社、2010年)の中国語訳が刊行されました。 井上俊・伊藤公雄編『日本的社会与文化』张文颖訳、世界知识出版社、2015年 http://item.jd.com/11680022.html …

「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録に寄せて

昨日、ドイツのボンで開催中の第39回ユネスコの世界遺産委員会で、「明治日本の産業革命遺産」が正式に世界遺産登録されることが決定した。8県11市にまたがる23の構成資産は、非西洋世界における工業化という未曽有の試みを約50年間という短期間で成し遂げる…

「異文化をめぐる冒険」

社会調査士資格を発行している社会調査協会からの依頼で、協会のウェブサイトに社会調査実習についてのエッセイを書きました。月曜日にアップされたので、お知らせします。http://www.jasr.or.jp/students/practice_report.html

丸山定巳先生お別れ会のお知らせ

昨日、新聞各紙で報道されましたが、熊大社会学研究室の教員であった故丸山定巳先生のお別れ会を、下記のとおり行います。丸山先生にご縁のあった方であれば、どなたでもご参加いただけます。 日 時:平成27年3月28日(土) 午後3時〜午後4時30分 …

アニッダ・ユー・アリ「仏教蟲プロジェクト」

カンポジアの女性アーティスト、アニッダ・ユー・アリの「仏教蟲プロジェクト」は、福岡アジア美術館で開催中の「第3回福岡アジア美術トリエンナーレ2014」の最初を飾る作品である。作家自身が巨大な蟲になり、そのために周囲の風景から完全に浮き上がって…

三島邦弘氏トークショー@長崎書店

上通りの長崎書店で出版社「ミシマ社」の三島邦弘氏のトークショーがあったので行ってきた。三島氏のことを知ったのは、わが故郷、京都府城陽市で出版社を営んでいる人がいるということを人づてに聞き、その後、新聞記事などで紹介されているのを読んで以来…

日仏社会学会大会シンポジウムのお知らせ

日仏社会学会の大会シンポジウムが、以下のとおり開催されます。 日時 2014年10月25日(土)14:00―17:00 場所 関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス社会学部202号教室 タイトル「災害・戦争・死──カタストロフの記憶と社会学」 報告者 今井信雄(関西学院大学)…

書評シンポジウム『戦争がうみだす社会』

関西学院大学先端社会研究所叢書『戦争がうみだす社会』(全三巻)の書評シンポジウムが開かれます。私は第二巻『引揚者の戦後』のコメンテーターを務めます。 <以下、関西学院大学のHPより> ■日時: 09月 15日 (月) 13時 30分 〜 17時 30分 ■場所・開…

『全訂新版 現代文化を学ぶ人のために』

井上俊(編)『全訂新版 現代文化を学ぶ人のために』(世界思想社)が公刊されました。「第5章 文化と権力」と、コラム「マルクス主義の文化論」を書きました。 〔全訂新版〕現代文化を学ぶ人のために作者: 井上俊出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2014/0…

『三池炭鉱 地域の記憶、世界の遺産2013』

社会調査実習の報告書『三池炭鉱 地域の記憶、世界の遺産2013』が、完成しました。 三池炭鉱での調査実習は二回目ということで、本調査まではとてもスムーズに進み、それで気を緩めてしまったのか、後期の報告書作成作業は割合ゆっくりとやってしまい、その…

「炭鉱(ヤマ)の声を聞く」

社会調査協会発行の『社会と調査』第12号に、短文「炭鉱の声を聞く」が載りました。同僚の慶田勝彦先生と共同で担当した授業「社会調査実習1・2」について、二人で書いた紹介的な文章です。 慶田先生とは2011年度と2013年度の二回、調査実習を担当し、三池…

「記憶と文化遺産のあいだ」

昨年度の西日本社会学会シンポジウム(@鹿児島大学)での報告を論文化したものが公刊されました。 「九州・山口の近代化産業遺産群」(つい最近「日本の近代化産業遺産群―九州・山口および関連地域」に名称変更することが報道されたけれども)において語ら…

タルコフスキーと近代の廃墟

しばらく前に書いたタルコフスキー論が公刊されました。『ストーカー』や『ノスタルジア』といった後期作品に頻出する廃墟イメージについて論じています。 「タルコフスキーと近代の廃墟」『Becoming』No.31 http://homepage3.nifty.com/BC/CI8.htmそれにし…

『ノ―・ノー・ボーイ』―これは「日系人文学」ではない

2007/2008年にフランスにいた頃、アラブ世界研究所で開かれた郊外の若者をテーマにしたシンポジウムを聞きに行ったことがあった。パネリストは三人で、そのうちの一人はアラブ系の30代の男性だった。彼は郊外育ちで、若い頃は学校や社会から外れ…

アジアを運ぶLCC

初めてLCCの飛行機に乗った。座席の狭さは聞きしに勝るものがあるけれども、それ以外で特に気になるところはない。スタッフは機内と地上のどちらも、数年前から先行して存在した某格安航空会社よりも良いし、便数が少ないためか、空港ロビーが乗客で混雑する…