地球を結ぶスカイプ

Yumat2007-10-22

あるときある美術館を訪れたら、グローバル化をテーマにした企画展をやっていて、あるアーティストが色んな人に「あなたにとってグローバル化を象徴するものは?」と尋ね、聞かれた人が答えたものを写真に撮って並べるという趣旨の作品がありました。写真には「コカコーラ」や「飛行機のタイヤ」、「中国製品」など様々なものが写っていましたが、今日、もし自分がこの質問を聞かれたら、「スカイプ」と答えていたことでしょう――それをどういうふうに写真に撮るかはともかくとして。


フランスに来て以来、スカイプはすっかり必需品になっていますが、今日はあらためてその威力を実感させられました。友人二人が、この秋からそれぞれアメリカとイギリスに住み始めたので、今日は三人で、アメリカ・イギリス・フランスをつないでの同時通話をしたのでした。二国間で通話ができるのだから、三国間でできてもなんの不思議も無いのかもしれませんが、じっさいに通話してみると、やはり新鮮に感じます。それに二国間だと、まだインターナショナルという感じですが、三国同時通話となると、まさにグローバルという感じがします。あと一人、日本にいる誰かが参加していたら、地球を文字どおり一周しながら、同時に会話していたことになるわけです。そんなことを考えながら話をしていると、静かに感動を覚えるのでした。Gさん、Mさん、今度は日本にいる誰かを交えて話をしましょう。