7月14日:革命記念祭

Yumat2007-07-15

今日は革命記念祭。凱旋門からコンコルド広場までのシャンゼリゼ通りで軍事パレードが行われました。


昨日の前夜祭ではあまり観光客らしき人はいなかったのにたいし、今日は逆に観光客だらけで、昨日に輪をかけてすさまじい人でした。世界中の人々が、フランス国家の威信が誇示される瞬間を見ようと、シャンゼリゼ通りにへばりつきます。行進の開始の30分くらい前には着いたのですが、それでもすでに最前列から5列くらい人だかりができていて、そのままでは全く行進が見えません。そこで力を発揮するのが特製の“望高鏡”。50センチくらいの紙製の筒の上下に鏡をつけて、下の鏡をのぞくと上の鏡からの視野で見ることができるというもので、5ユーロで売られていました。昔、子どもの頃に、縁日で売っているよういろんなおもちゃを近所に売りに来ていたおじさんがいて、その人からこれと同じもの(ただし、もっと小さいもの)を買ったことを思い出しながら、行進を見ていました。



最初にサルコジ大統領を乗せた車が通り過ぎ、その後で歩兵の行進、そして戦車等の車両関係の行進が続きました。行進にはEU各国からの軍隊も少数ずつながら参加していました。


夜はエッフェル塔付近で壮麗な花火のイベントがありました。これも懲りずに見にいったのですが、集まった人は主催者発表では何と60万人。国民統合の象徴としての昨夜の前夜祭、国家の威信の誇示としての今朝の軍事パレードが終わり、この花火はまさに二日間の打ち上げのように、パリの夜空を鮮やかに照らしだしていました。尋常ではない人ごみを我慢して掻き分けながら歩いた苦労が報われた思いでつかのま目を奪われていましたが、帰りはまた超満員のメトロに乗る羽目になってしまいました。