ワークショップ終了

Yumat2006-11-06

以前書いたボルドー第三大学とのワークショップが先週の2・3日に無事終わりました。今回来日したのはLさん、Wさんとそのパートナー、Bさんとそのパートナーでした。最初彼らを見たときに今回の企画の成功を確信したくらい、気さくで良い印象を受けましたが、実際その印象どおりの人たちでした。


今回は発表だけではなく、運営についても当初から関わったのですが、何ぶん初めてのことで、いろいろ課題も残りました。でも、課題が出なければ進歩もないし、また今回出た課題は次に活かすことのできるものでもあったので、課題が出たのは悪いことではないと思います。
 

今回のワークショップのコンセプトが「異文化受容」ということで、4・5日はキリシタン文化の受容史を訪ねて天草へ。旅行をオーガナイズした経緯でツアコンの役回りもすることになったのですが、いやさすが個人主義の国、フランスです。集団行動を期待してはいけないことがよく判りました。


天草在住の元高校の先生T氏にガイドをお願いしていて、朝10:30に天草切支丹舘で待ち合わせをしたのですが、途中のトイレ休憩の時点ですでに遅れる見込みだったので、休憩時間を5分にしました。これが誤算のはじまりで、みんな好奇心の赴くままにあちこち行って、結局再出発まで15分くらいかかりました。待ち合わせ時間に大幅に遅れて冷や汗ものでした。また、資料館や博物館を訪れてもT氏の説明をろくに聞かず、各自てんでバラバラに好きなように見て、T氏が怒り出さないかハラハラしました。


でも、それもみんな、目を引いたものにどんどん近づいていく彼らの旺盛な好奇心のなせることだったので、T氏にも理解してもらえました(たぶん)。予定をこなすことそれ自体が目的ではないのだから、自分の興味の赴くままに自由に行動して、存分に楽しんで、多くの刺激を得てもらえたのなら御の字です。