全国石炭産業関連博物館等研修交流会@三池

Yumat2015-10-22

先週末、全国石炭産業関連博物館等研修交流会(それにしても長い名前…)が福岡県大牟田市熊本県荒尾市でありました。これは、毎年秋に、全国の旧産炭地から一つ場所を選び、石炭または炭鉱に関わりのある人が集まって交流するイベントで、釧路・長崎(端島・高島・池島)・筑豊常磐に続き、今年は三池で行われました。


ここ数年調査研究してきた三池炭鉱のことと、この夏に調査をしたフランスのノール=パ・ド・カレー炭鉱について報告しました。ユニークな会場とユニークな雰囲気のなかでの報告となり、とても面白い体験となりました。


この交流会の名物・巡検にも参加しました。今まで何度となく三池炭鉱関連の場所を訪れましたが、それでも訪れたことのない場所や、特別な許可なくしては入れない場所などをたくさん訪れ、また新しい大牟田・荒尾の風景を知ることができました。朝から精力的に動きまわり、ときには藪をかき分けて道なき道を行くなど、けっこうな強行軍でしたが、それに見合う発見や出会いもいろいろとありました。


毎年この会を企画してくださる釧路市博物館の石川孝織さん、そして現地ガイドとして全行程にわたっていろんなお話を聞かせてくださった「NPO大牟田・荒尾 炭鉱のまちファンクラブ」の中野浩二さんならびに藤木雄二さんに、心から感謝です。


海上から眺めた三池港内と三池港閘門